【レストランマノワ】広尾のフレンチでジビエとお目当てデセールのマノワの球体を堪能

レビュー

チェーン店好きのカミさんとフレンチという、珍しいシチュエーション。
それもそのハズで、GO TO EATのポイントの使い道を、ナンて話でオトクな話に目の無いカミさんをそそのかしてのジビエで名高い宿題店のマノワへ訪問です。

12:15に予約していましたが、12時ジャストに到着して、そのまま入り口近くの席に着席です。ガラス張りのすぐ脇の席で明るい席です。

この日は、前菜、魚料理、肉料理、デザートのコースのムニュールミエール(4800円)を予約。ワタシはグラスワインの白を追加しました。

お店はテーブル席の他に厨房と対面になっているカウンター席も。深いブラウンの色調の店内は落ち着きのあるイイ雰囲気です。
お店の方のサーブも丁寧且つ柔らかく、直ぐにリラックス出来ました。

先ずは前菜です。
ワタシは日本鹿のテリーヌを。カミさんは、この日入荷したというすっぽん。
ワタシの前菜はビーツの濃い赤紫が中央で印象的な色鮮やかなお皿。リュバーブのコンチュールのソースが曲線を描いてその彩りを飾ります。

早速頂くと、テリーヌは旨味がギュっと詰まった感じで美味しいです。ボリュームもあって食べ応えがありました。そのテリーヌや野菜をリュバーブのコンチュールをつけて頂くと、甘みと爽やかな酸味でよりテリーヌの旨味を引き立てますね。

カミさんのすっぽんは、骨を取って身をほぐした後、フリットにして小さな鉄鍋でポルチーニ茸をしっかり蒸し焼きにした一品。目の前で鉄鍋の蓋を開けた後、ポルチーニ茸のソースをかけてもらいます。一口頂きましたが、すっぽんと聞かされてなかったら鶏肉かな？という食感。濃厚なポルチーニ茸のソースがすっぽんによく絡み、美味しかったです。

続いて魚料理。
この日は黒鯛。焼いた黒鯛を白ワインのソースで頂きますが、厚みのある皮がカリカリで、その香ばしさがナンともタマラズ、ウマいですね。最近ワタシも自宅で料理をするようになりましたが、素人はこんなにいい塩梅にカリッカリにはならず、どうしたらこんなに絶妙な焼き方が出来るのかと思いながら舌鼓を打ちました。

続いての肉料理は、ワタシはナンとヒグマ。
赤ワインソースで煮込まれた深いワインレッドのヒグマのお肉の周りは、キャロットのオレンジ、ビーツの赤と、このお皿も彩とりどりの野菜で彩られていて美しい一皿。
頂くと、赤ワインで煮込まれたヒグマはとても柔らか。ホロホロとほぐれるヒグマを、カボチャかなぁと感じる黄色いソースとスパイシーなジュニパーベリーをつけて頂くと、とても美味しいです。そして最後まで何か分からなかったのは、左右に数個づつ散りばめられた赤い実。この実が程好い甘酸っぱさで、ヒグマのお肉の合間に頂くと、とても爽やかで美味しかったですが、最後までナンの実か分からないままでした。

カミさんはイノシシのコンフィ。
コレも一口おすそ分けしてもらいましたが、ジューシーなお肉で、脂の甘みも感じられて美味しいです。豚肉に似た味わいですが、野性味のある風味で豚肉より旨味を感じました。

香ばしいフランスパンも美味しく、ここまででもうお腹一杯な感じですが、肝心なデセールが最後に待っています。

ワタシのデセールは、いちごとピスタチオのマノワの球体。
ホントは球体シリーズのモンブランを狙っていたのですが、伺うとこの日から球体シリーズの季節が替わり、いちごの季節とのことでチョッと残念。でも、待ちわびていた球体シリーズを頂けるので納得です。
到着したデセールは、濃い目のピンクのお皿に盛られた、いちごのピンクとピスタチオの草緑が半円つづの球体。そしていちごのアイスクリームが添えられていて、チョコレートクリームが周りを彩ります。

球体は、メレンゲの壁で覆われていて、そのメレンゲの壁を崩すと、中はチョコレートクリームといちごのソース。草緑の下半分はピスタチオのスポンジ。このスポンジをチョコレートクリームいちごのソースで頂くと、チョコレートクリームの甘さの中に、いちごのソースの甘酸っぱさが感じられて美味しいです。モンブランではありせんでしたが、とても満足感の高い美味しさでした。

カミさんはバスクチーズケーキ。
このバスチーが、ウマいのなんの。日頃はコンビニのバスチーとかしか頂いて無いので、比べちゃいけないんだケド、ホント、比べ物にならないぐらいの美味しさで、チーズの香りと濃厚な甘みがウマかったです。ひと口だけしかおすそ分けしてもらえませんでしたが、これだけをシッカリ頂きたいキブンでした。