【金田中 庵】銀座の割烹でランチだから味わえる鯛茶漬けが美味しく素晴らしい
レビュー
美味しいスクエアプリンを頂いたBUNDOZAから15分程歩いて12時に予約の金田中 庵へ。
並木通りの金田中ビルにはひと月前訪れていた記憶がありますが、その時は同じ金田中系列の岡半でしたね。
数ある和食の名店が、皆さんランチに鯛茶漬け出していることに気が付いて、ポツリポツリと伺うようにしていますが、今回は名店金田中庵。
夜はプライベートじゃ絶対伺えないから、リーズナブルなランチがあるのはとっても嬉しいです。
お店の入り口でアルコール消毒していると、お店の中から女将のいらっしゃいませの声が。
ヤッパリこういうお店は何処も、こういうところの意識高いですよね。
予約の名前を告げると、7席ほどのカウンター席へ。
さり気なく、ソーシャルディスタンスで空いてる席に花が飾ってあったりして、こういう所にも違いを感じたりシテ。
先ずは野菜の炊き合わせから。
れんこん、里芋、大根、茄子の上にはほうれん草。
れんこんから頂くと、コレが凄い出汁の風味。
茄子は出汁の沁み込み方がハンパなく、とても美味しかった。
続いては鯵の南蛮漬けと鮪の角煮が到着しましたが、ウーンご飯のお供にしたいので鯛茶漬けが到着するまでお預けにすることに。
そして到着した鯛茶漬け。
胡麻だれに和えてある鯛が漆黒のお椀の中で光っていて旨そうです。
そしてご飯と、茗荷、胡瓜と生姜、茄子、沢庵の漬物と、茶漬け用の出汁が入った土瓶がワンセットで提供されます。
先ずは鯛をそのままご飯に乗せて頂きます。
イヤー、ウマいですね。鯛の身の歯応えが良くプリプリしていて、胡麻だれが美味しいです。
途中で鮪の角煮と鰺の南蛮漬けも頂きました。
どちらも素材自身の美味しさはモチロンですが、鮪は脂の旨味を引き出す絶妙な出汁加減、南蛮漬けは甘すぎず酸っぱ過ぎずのバランス。
どちらも味付けの妙が素晴らしく、味付けが出しゃばらないで素材の美味しさを感じられるバランス感覚はサスガだな、と思いました。
そして、いよいよ出汁をかけて鯛茶漬けにします。
見る見る出汁が胡麻だれで濁っていき、良い香りが立ち込めます。
そこに刻み海苔と山葵を入れて、磯の香りが湧き上がり、一層美味しそうです。
頂くと、口いっぱいに広がる海苔の香りと胡麻だれの風味。そこに鯛の旨味が合わさると、ウマいを通り越すようなごちそう感です。
途中、口直しで頂いた漬物が、四種それぞれ違う風合いで楽しめて、アクセントになりました。
最後は黒蜜の自家製プリンのデザート。
コチラに伺う前にBUNDOZAでもプリンを頂いていたので、被ったかなとチョッと残念に思いましたが、一口頂いてその心配は杞憂だと分かりました。
黒蜜の風味引き立つ濃厚な甘さでとても美味しく、和のプリンといった午前中のプリンとは全く異なる趣向。
プリンは卵の風味は感じられるものの、濃厚な黒蜜とのバランスを考えてか甘さ控えめで軽い口当たり。上に散りばめられた大豆のきな粉の香りもいいですね。
そのバランスがとても良く、スイーツとしてかなりのレベル。とても美味しいです。
このプリンには季節を感じさせる紫陽花が添えてあり、こういう風情は素敵ですね。
イヤー、素晴らしいランチでした。
すっぽんや鯛のあら炊き等、他のランチも是非頂いてみたくなりました。
是非是非再訪します。
ごちそうさまでした。
Shop Information
金田中 庵(ホームページへ)
東京都中央区銀座7-6-16 銀座 金田中ビル二階
03-3289-8822