【レストラン サカキ】宝町の名洋食店の土曜日ランチはフレンチコース
レビュー
平日の洋食ランチで有名なようですが、この界隈に平日に訪れる機会がナカナカ無いので、土曜日のフレンチのランチを予約して伺いました。
11:30に入店すると他にお客さんは居らず、フロアの中ほどのテーブル席に。テーブル席10卓程でしたが、12時には満席になっていました。
この日はプリフィックコース(3500円)を前菜は海の幸のタルタルアンチョビケッパー風味、メインは黒毛和牛ホホ肉のはちみつと赤ワイン煮込みに。ワインはフランス産だというソービニヨンブランの白をグラスで。
こじんまりとしたお店ですが、落ち着いた雰囲気で居心地良さそうです。
先ずはオニオングラタンスープから。
アツアツを一口頂くと、これが旨い!コクのあるスープに玉ねぎの甘さ。そしてチーズの濃厚さと、めくるめく美味しさが舌を巡る、という感じでとても美味しいです。
スープの後に届けられたパンは、フランスパンとの丸い胡麻のパン。
一緒に提供された豚のリエットでパンを一口頂いてみると、リエットは上品な味付け。焼き立てパリパリのフランスパンとの相性バツグンです。
お次はキッシュで、ハムと玉ねぎ。
ハムの良い香りと玉ねぎの甘さ。コレも旨いです。そして端の方は生地がこんがりと焼けた香ばしさが感じられるのもイイ感じです。
前菜が到着ですが、マグロ、タコ、サーモンのタルタルは思いの外大きく、結構ボリューミーです。
そしてお皿には、グリーンのバジル、赤いビーツ、黄色のニンジンの鮮やかなソースの点が丸く円を描いていて、見た目も素敵な一品です。
マグロもサーモンも脂が乗っていて旨いです。そこにタコの歯応えとアボガドのクリーミーさが加わって、とても美味しいです。そしてキュウリの爽やかさが加わるところがアクセントになっていて飽きさせません。
いよいよメインの和牛のホホ肉のはちみつ赤ワイン煮。
濃い赤紫の見るからに濃厚そうなソースの中にかなり大きな牛肉の塊が艶やかに光っていて美味しそうです。
そして驚くことにガルニはナンと天ぷら。フレンチで天ぷらというのは初めてですね。
先ずは頰肉から早速頂きます。
牛肉を切っている時から感じましたが、とても柔らかいです。とろける感じですね。そしてなんといってもソース。甘く濃厚なとろみのあるソースがとても美味しく、頰肉にとても合ってました。
そしてガルニです。大きなかぼちゃ、しいたけ、里いも。思いの外ソースとも合い、牛肉との組み合わせも良かったです。こういう意外な組み合わせが体験できるのは楽しいですね。
ソースがあまりにも美味しかったので、最後はいつものようにソースをパンにタップリ付けて頂きました。
そしてデセール。
豪華に4品の組み合わせです。バニラアイス。キウィの白ワインゼリー。いちご、野いちご、ブルーベリーが乗ったベリーのタルト。クリームブリュレと、盛り沢山です。
キウィの白ワインゼリーのグラスの下の方にはヨーグルトが入っていて、キウィの酸味とのマッチがイイですね。
ベリーのタルトはフルーツが甘くて味が濃く、タルトのカスタクリームに合っていて、生地の香ばしい香りと相まって美味しいです。ブリュレもバニラの香りが良く、コレも美味しかったです。
ボリューミーでどれも美味しく、コレで3500円なのか?と思えるほどの充実っぷりでした。CPは強烈に高いですね。
スタッフの方のサービスは素晴らしくとても心地の良いものでしたが、隣のお客さんは時間が無いので急いでくれと苛立って事あるごとにトゲのある言い方でサービスの方に当たっていました。ゆとりを持って楽しめないなら、お店の選択肢を間違えているように思いますし、そんな様子を隣の席で見せられるのも気分の良いものではなく、ああいうお客にはなりたくないなぁ、と強く思う出来事でした。
そんなお客さんへも最後まで丁寧に対応していたスタッフの方には感心しました。
料理もサービスも素晴らしく、是非再訪したいと強く感じるランチでした。
満席になるのも頷けますね。
ごちそうさまでした。
Shop Information
レストラン サカキ
東京都中央区京橋2-12-12サカキビル1F(GoogleMAPへ)
03-3561-9676