【分とく山】広尾で季節を頂くという表現がふさわしい、春を見つけながら頂くランチ

分とく山の入り口

レビュー

限定という言葉に弱いワタシですから、分とく山でランチをやっていて、いつまで続けるかは分からないというウワサを聞いたら、行かないワケないじゃナイ。
ということで、お電話した週の土曜日に空きがあって、トントン拍子に伺いました。

分とく山外観通りから

この日は春を感じさせる気温18度。
もうコートどころかジャケットもいらないような陽気となった11:30に入店しました。

カウンター席のセット

お席は二階のカウンター。
四人掛けのカウンターで板前さんとの距離も程良く、久々の和食の雰囲気に身も引き締まります。

白ワイン

この日は、五千円のランチに白のグラスワインを追加しました。

先付け

先付け。
海老しんじょうのめかぶのあんかけ。

海老しんじょうのめかぶのあんかけ

口に含んだ瞬間、フワッと香る磯の香り。その香りに先ず圧倒される一品。そして食べ進めると甘味を帯びた海老の旨味が徐々に存在感を増す。グラデーションのような味の変化が良いです。
春の新わかめのめかぶで香りが良いとのことで、この後の料理にその新わかめを使った料理が出てくるらしいので、待ち遠しいです。

前菜

前菜。
赤貝と烏賊、筍の竜田揚げ、蛸のやわらか煮、生ハム巻き。

前菜斜めから

赤貝と烏賊は弾力があって旨味が感じられて美味しいです。
竜田揚げにした筍は、シャリシャリとした食感で竜田揚げの生姜の風味が合いますね。この筍に春を感じますね。
蛸の煮物があまりにも柔らかいので聞いたら、身を叩いてから煮込むのだそうです。細胞が壊れて柔らかいだけでなく、味も染みていて美味しいです。

潮仕立て

潮仕立て。
焼いた甘鯛、椎茸、梅の花に切り取られた人参。
春の花びらが散ったように白い刻み葱がお椀一杯に広がった、お椀の蓋を取った瞬間、驚くような水面の素晴らしさに唸らせられる逸品。先取りした季節を切り取って料理で表現する素晴らしい一品です。
出汁の旨味が感じられる汁と、香ばしい甘鯛がたまらなく美味しいです。

お造り

お造り。
鮪の磯辺巻き、鰆のお刺身、青大豆の湯葉、青海苔のこんにゃく。

お造り斜め左から

鮪は赤身で、その旨味と海苔の香りが良く合います。
鰆は旬なのか、脂が乗って、旨味が強く、とても美味しいです。魚に春と書く鰆も春を感じさせます。

お造り斜め右から

青海苔のこんにゃくは磯の風味がとても良く感じられます。

煮物

煮物。
ふき、筍、海老、胡麻豆腐。

煮物のクローズアップ

春の山菜のふきの香りが良いです。海老は揚げてあり、甘くてプリプリ。

沸騰する鍋

鍋。
鮑、ぜんまい、葱。

鮑の出汁が出たスープがとても美味しいです。
それを吸い込んだ葱も美味しいですね。
そこに春の山菜の代表、ほろ苦のぜんまいがタマラナイです。

穴子とわかめのこおわとお吸い物

ご飯。
穴子と新わかめのおこわとお吸い物。

白焼きされたあなごが香ばしく美味しいです。
そして、ここで出てきました、春の新わかめ。先程のめかぶ同様、香りがいいですね。

甘味。
クリームチーズケーキと苺。
クリームチーズケーキの上には春を呼ぶ鳥の鶯をかたどった抹茶が乗っています。この鶯を頂くのは躊躇われますね。でも頂きました。(笑)
クリームチーズケーキは濃厚な美味しさ。その濃厚さと対照的な甘酸っぱく爽やかな苺も美味しいです。

カウンターの様子

一つ一つの料理に春を感じさせる仕掛けがあって、その仕掛けを発見しながら春に思いを馳せる食事が楽しかったのが印象的でした。もちろん、どの料理も美味しく、美しく、大変満足しました。

分とく山の外観

是非また伺いたいと強く感じながら、見送られてお店の外に出ると、先程頂いた春を正に感じる温かさでした。

ごちそうさまでした。

厨房の様子

Shop Information

分とく山

東京都 港区南麻布5-1-5(GoogleMAPへ)

03-5789-3838

分とく山のホームページへ

 

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