【ビステリア サトッロ】自由が丘で久々に誰にも教えたくない隠れ家でランチ

サトッロの外観

レビュー

栗歩で無糖のモンブランを頂いた後は、ランチにコチラのお店に。

そろそろ、自由が丘でコレっと思う新規のランチが見つかり辛くなって、アレコレ探しして発見したお店。

お店のオーナーさんがお一人で運営しているイタリアンのようで、料理の進行はゆっくり目ということなので却ってゆっくり出来そうでコレは良さそうだと2週間程前に予約して伺いました。

 

ビステリアサトッロのある通り

お店は自由が丘から九品仏方面に向かう狭めの通りのビルの2階に目立つ看板も無く、注意深く探さないと見つからないような正に隠れ家のよう。

ビステリアサトッロへ続く階段

この日はランチは予約で満席のようで、知る人ぞ知るお店かも知れないなぁ、ナンて思いながら入店です。

カウンターの様子

お店はカウンター数席とテーブル席が3卓のこじんまりした感じです。

白い壁にカウンターの赤が目に入る南欧を思わせる雰囲気。

メニュー

そのカウンター席に座ってメニューをチョイスです。
先程大きなモンブランを頂いたばかりだし、この後時間があればカフェアンセーニュダングルに足を延ばそうかとも思っていたので、軽めにメインは入れずにパスタのLunch A(2450円)かなぁ、ナンて思ってパスタを魚介かエゾ鹿と豚のラグーのどっちがイイかナーと悩み殺していたら、オーナーさんからメインもパスタも付くLunch C(3500円)は今日はパスタをハーフで2種類とも用意しますよ、ナンて殺し文句を聞いちゃったモンだから、迷わずLunch Cでお願いしちゃいました。

白ワイン

いつでにワインも白で。

コレでカフェアンセーニュダングルは断念ですかね。
モンブランに、パスタもメインもあるランチを頂いたら、その後にそんなに入るワケもないし。

前菜

12:30の予約に15分早く到着して入店した時には既に12時訪問と思われる二組のお客さんが居たので、順番考えたら気長に待つかナンて思っていましたが、予想外に早く前菜が到着。

どうやら、前の二組のお客さんと合わせて用意してくれたようです。

前菜

早く到着したのも想定外でしたが、前菜のバラエティの豊富さも予想外。
かなり色々楽しめそうな内容です。

オーナーさんから詳しく丁寧に説明をして頂いたのですが、種類が多い上にかなり詳しい説明だったので、途中で前の説明を忘れて記憶の先入先出のような状態になって断片的にしか覚えていないという状態でしたが、兎に角オーナーさんの熱意が伝わる説明でしたよ。

トウモロコシと玉ねぎのムース

印象に残ったのは、確かコブダイと言っていた煮凝り。これがコブダイの旨味がタマラナク美味しかった。
そして豚と鶏のパテ。コチラは濃厚でクリーミーな食感が良かったです。
それとトウモロコシとタマネギを茶碗蒸しのように仕立てた淡い黄色い温かいムース。コレはトウモロコシの香りと甘みが玉ねぎのコクと甘みと相まって旨かったですね。

魚介のパスタとフォカッチャ

続いては魚介のパスタ。
コレが絶品でした。

魚介のパスタ

ソースには海老の旨味がふんだんに溢れてとても美味しいです。
そして最初はあまり感じなかった辛味が後からじわじわと。
辛いものはあまり得意な方ではありませんが、海老の旨味の余りの美味しさにこの辛味はさして気にならずに頂けました。

そしていつも通り最後にお皿に残ったこのソースをカレー味のフォカッチャに付けて頂いたら、タマラナイ美味しさでしたよ。

ラグーソースのパスタ

二つ目のパスタはエゾ鹿と岩中豚のラグーソース。

ラグーソースのパスタのクローズアップ左から

ラグーはトマトを使わずに野菜やレンズ豆と煮込んだもの。その上にパルミジャーノ・レッジャーノが。
ラグーソースが濃厚で美味しいですね。

ラグーソースのパスタを頂く

このソースが平たいフィットチーネに絡んで美味しいです。

赤ワイン

そしてこのタイミングで赤を。
赤は甘みがあって、渋味でその甘みを引き締めているようなタイプ。

 

豚のロティと鴨のロースト正面から

メインは豚のロティでしたが、オーナーさんのサービスで鴨のローストも添えて頂きました。

鴨のロースト

どちらも隠し味に柑橘系を加えているソースで、トロットロの脂の甘みが強い豚と、シッカリ旨味が感じられる鴨がこのソースの酸味でとても美味しく感じました。

オーナーさんに見せてもらったメインの豚肉

特に豚は甘い脂と柔らかな肉質が素晴らしく、それをオーナーさんに伝えると、わざわざ肉を見せてくれました。
そのサシの入り方を見て、コレはウマいハズと納得でしたよ。

カレー味のフォカッチャ

そしてどのソースにも合うカレー味のフォカッチャ。どのお皿も最後はこのフォカッチャでソースを余すことなく頂いて素晴らしかったです。

カウンターの上のグラス

ココまでで充分堪能したキブンですが、この後がドルチェ。

ドルチェとエスプレッソ

ドルチェは、スパイシーなフレーバーのフランボワーズのシフォンケーキとバナナシロップにラム酒を混ぜたソースのジェラード。

ここまで美味しいイタリアンならと、エスプレッソを合わせました。

ドルチェのバナナソースのジェラードとシフォンケーキ

バナナの濃厚な甘さのシロップをスパイシーなシフォンケーキにも添えると、コレが美味しかったです。

エスプレッソ

ドルチェは軽めですが、このランチの充実ぶりなら、却ってこのぐらいの方が余韻に浸れるというもの。

厨房を臨む

満席状態のオーナーさんは、お一人でそれぞれ提供のタイミングが異なる4組のお客さんにサービス精神旺盛で丁寧なサーブが光り、とても心地良かったです。

料理もサーブも満足度が高く、是非とも再訪したいと思える充実ぶり。

ワインクーラーに書かれた野菜の生産者と産地

繁盛してずっと続いて欲しいお店である一方で、誰にも知られたく無いような、そんな矛盾する充実感に浸るランチでした。

ごちそうさまでした。

※イタリアンが気になる方は、このブログのイタリアンの記事を集めたページもご覧下さい。
 コチラのお店はビストロでもあるので、フレンチが気になる方は、フレンチの記事を集めたページもご覧下さい。

 

Shop Information

ビステリア サトッロ(instagramへ)

東京都目黒区自由が丘2-14-19 夢のパラダイスⅡ 2F

03-5726-9045

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