【ひろ作】新橋のご夫婦で営む和食の名店で和むランチ
レビュー
午前中に草枕にも寄っていましたが、この日のメインイベントはようやく訪れることが出来た、ひろ作。
平日のランチ(3850円)となると早々仕事もサボれずなかなか伺えませんでしたが、ようやく叶いました。
12時からの予約でしたが11:45からお店が開くと予約の際に伺っていたので、その11:45目指して伺いました。
お店は新橋の烏森神社の少し先にある路地裏にあります。
扉を開けると、カウンター4席程とテーブル席が1卓の小さなお店。
そのカウンター席に案内されました。
着席すると、早々にスタート。
先付け。
つくねと筍、わかめの煮物。
少しとろみがかった出汁を纏ったつくねと筍、わかめの組みわせ。
出汁の旨味が筍に滲みていて美味しいです。
つくねは鶏肉でしょうか。肉の旨味が出汁で引き立っています。
焼き物。
先程まで串にして七輪で炙っていたお肉を甘辛のたれに絡めて。
頂くと、お肉は豚肉のようにも思えますが、串のお肉の赤身の色はもっと濃く、イノシシか何かでしょうか。
素材は分かりませんでしたが、七輪で焼いてあるからか柔らかくジューシーで美味しいです。
甘辛のたれに薬味の小さな葉が良いアクセントになっていて美味しかったのですが、この薬味が何かは分からず。
お造り。
アイナメのお造り。
炙ってある皮が香ばしく、弾力ある身に甘みが感じられて美味しいです。
山葵が乗っている小さな白い台は大根。この辺の細かいところが驚かされます。
天ぷら。
白アスパラ、たらの芽、きくらげの天ぷらと、まながつおのフライ。
白アスパラはシャキシャキの歯応え。タラの芽はホクホクです。
そして、まながつおは衣がパリパリとしていて、身は旨味が濃く、タマラナイ美味しさです。
そして、何と言っても天つゆです。白だしの上品な天つゆが食材の美味しさをより一層引き立たせることを実感させられます。
ご飯。
桜海老のご飯。
蓋を開けた途端に桜海老の香りがフワッと香り、その後に続いて桜の葉の香りが漂う、春のご飯。
桜の葉は食べても食べなくてもという事でしたが、その柔らかな春の香りが魅力的で一緒に頂きました。
桜海老は香りと甘味が濃く、小さなお椀でしたが、もの凄いインパクト。正に「春を頬張る」という表現が相応しい美味しさでした。
お蕎麦。
透き通るような中に蕎麦の皮の斑点。白い美しいお蕎麦です。
頂くとツルツルとした喉越しと、噛むと弾力を感じるコシ。
ここでも蕎麦つゆが素晴らしく、甘みと出汁の風味を感じる、蕎麦ととても合う蕎麦つゆでした。
残ったこの蕎麦つゆに、ドロッとした濃い目の蕎麦湯を入れて頂きました。濃い蕎麦の風味で旨いです。
茶菓子。
最後はかりんとう。
小さな、彩りの素敵なかりんとうは、この日を締めるのに相応しい優しい甘さと香ばしさ。
何よりも目の前のご主人と奥様とのコンビネーションが素晴らしく、その姿を見ているだけで気持ち良く頂けたように思います。
是非また伺いたいと思いました。
ごちそうさまでした。
Shop Information
ひろ作
東京都港区新橋3-6-13(GoogleMAPへ)
03-3591-0901