【シュヴァル・ド・ヒョータン】西池袋で出会ったフレンチの素晴らしいランチコース
レビュー
久々に訪れた池袋界隈。
若い頃、仕事で池袋にはかなりの頻度で訪れていましたが、この10年程はご無沙汰していました。
そんな最近訪れていない池袋に降り立ってみようと、この界隈のフレンチで評価の高かったコチラのお店に狙いを定めて予約して伺いました。
午前中に訪れたすずめやから向かいます。
お店は池袋西口からメトロポリタンホテルを抜けて暫く歩いた、住宅街に差し掛かった場所にありました。
開店と同時に入店して、カウンター席の中央あたりに着席。
この日は、予約時に3500円のコースを指定していたので、メニューから前菜とメイン、そしてデザートをチョイスです。
前菜は氷見の寒ブリの炙りがあったので、迷わずそちらに。メインは鹿のローストを。デザートは聞き慣れないリオレというお米ベースのデザートにしました。
店内は7~8席程のカウンター席と、テーブル席が数卓。入口にはテラス席も1卓ありました。
白のグラスワインをオーダーして、コースが始まるまで、チビチビ飲んで待ちます。
アミューズは鯵、キュウリ、ドライトマトを挟んだテリーヌ。
そのテリーヌの周りを焼いたナスを薄く切った皮で包んであります。ソースはバジルとアボガド。
鯵が美味しく、脂が乗ってます。そこに爽やかなキュウリとドライトマトがアクセントで味の変化がいい感じです。ナスも香ばしくてイイ仕事してます。そこにアボガドのマッタリとしたソースがとても合いますね。
最初のお皿から期待がを高まる美味しさです。
次は菜の氷見寒ブリの炙り。
コレが分厚く大きなカットで提供されて、ビックリ!こんなに贅沢に頂いてイイんですかね、って思ってしまうぐらいのサイズです。
その分厚く大きくカットされた寒ブリが、脂が乗って濃厚な甘味で美味しく、そこに柑橘系のソースがサッパリとした酸味を感じさせます。この組み合わせが、ボリュームある寒ブリにクドさを感じさせず、素晴らしい組み合わせです。
ブリはホント、分厚くボリューム満点。皮が香ばしく焼かれていて、余すとこ無く旨いですね。
そしてメインの鹿のロースト。
鮮やかなショッキングピンクの鹿肉がとても美味しそうです。
ソースは香草バターのソース。頂くと、このソースが旨い!カレーとかも混ぜてあるとのことですが、とても美味しく、鹿肉との相性も抜群です。
そして、お皿に黄色に燦然と輝くのはニンジンのピューレ。このピューレはお店の方からとてもそのまま頂いても美味しいと言われましたが、正にその通りで甘くて美味しいです。ワタシは野菜に付けて頂きましたが、野菜同士だからですかね、野菜の味が引き立って、とても美味しかったです。
このメインはバツグンの美味しさで、満足感が高かったです。
デザートのリオレは初めて頂きましたが、コレがとても美味しかったです。
お米をココナッツミルクと牛乳で煮込んだ甘いリゾットのようなものとのことですが、確かに白いクリームの中にお米の粒が見えていて、お米の少しコリコリとした食感が感じられました。このクリームがココナッツの風味と生クリームのような滑らかさと甘さでタマラナイ美味しさでした。
イチゴの酸味との相性も絶妙で、トップに乗ったあまおうとはあまおうの甘さのコンビネーションも良く、底のストロベリーソースとは酸味と甘さのコントラストが素晴らしかったですね。
リオレは、もっと早くその存在を知っておくべきだったと後悔する程の美味しさでした。
そしてカプチーノを頂きながら、最後はピンク色の可愛いマカロンで〆ました。
頂き終えて、一皿一皿が完成度高くかなり満足度の高いコースだと思いました。
フロアを仕切っている男性スタッフの方が明るく気さくで、お店の雰囲気をとても明るく活気のあるものにしていて、この日に美味しく頂けていたのは彼の力も大きかったように思います。
是非とも再訪したいお店がまた増えました。
ごちそうさまでした。
Shop Information
Cheval de Hyotan
豊島区西池袋3-5-7 ウィルコート1F(GoogleMAPへ)
03-5953-3430