【レストランアラジン】広尾で美味しさもサービスもレベルの高い素晴らしいフレンチ

レビュー

ナンと、この日がワタシの五十数回目の誕生日。
最近は成人の日という事で仕事は休みですが、我が家は皆、仕事やクラブ活動で出払ってワタシ一人というシチュエーションの、ジブンでジブンをお祝いするというこの日のランチ。

折角のお祝いなのでシッカリとしたフレンチを頂こうと、コチラのお店に伺いました。

広尾から歩いた方が近いのですが、早めに着きそうだったので恵比寿から15分程歩いて向かいました。

小さな川のほとりにあるお店に予約の12時ジャストに訪問して、お店の奥のテーブル席に着席です。

ランチは7000円、5000円、3500円の３つのコースがありますが、その中の3500円のコースをチョイスして、前菜はブータンノワールのサラダを、メインはこの日の魚料理の鯛のポワレに。

お店は落ち着いた雰囲気でゆったりと時が流れる感じ。そんな中でギャルソンの方が丁寧なサービスで対応してくれて、イイ雰囲気です。

ワインは白のシャルドネをグラスワインで頂きました。
そのワインにはバターとフォアグラのサブレが。コレがパリパリとお煎餅の様な感じで旨いです。

続いてパンがリエットと共に到着。
パンは傘を被った様な少し変わった形。胡麻が練り込んであって、風味良く美味しいです。
豚のリエットは柔らかな風味と優しい塩気でパンの胡麻の風味を損なわずに頂けて、この組み合わせが良いですね。

次は前菜のブータンノワールのサラダ。

ブータンノワールは初めて頂きますが、後で調べたら、豚の血と脂肪と玉ねぎとかの腸詰なんですね。
ソースはバンゴッタと言ってましたが、コレは後で調べましたが分からず、聞き間違いかも知れません。
ブータンノワールは、表面はカリッと、中はホロホロふわふわです。全く臭みなどなく、少し甘めの濃厚なソースが滲み込んでいてとても美味しいです。
添えてあるサラダは野菜そのものが甘くシャキシャキで、ブータンノワールのホロホロとした柔らかさとの食感のコントラストがイイ感じです。

そしてメインの鯛のポワレ。
タップリと温かなラタトゥーユが鯛の下に敷き詰められています。

早速頂くと、コレが旨い！
鯛はフワフワですね。甘味と旨味が感じられて、鯛そのものが美味しいです。そこにアサリの旨味が染み込んたラタトゥーユのソースがメチャメチャ合います。

ホントはもっとゆっくり頂くのでしょうが、あまりの美味しさに箸が進むというか、自分でもペースが上がっているのが分かりますね。
一気に完食してしまいましたが、ホント美味しかった！

デザートはメニューには無い、栗のケーキがあるとの事で、コチラをオーダー。

到着した栗のケーキには嬉しいことに、その手前には洋梨のシャーベットと栗の蜂蜜のアイスクリームも付く、デザートの盛り合わせでした。

シャーベットは冷たく爽やかな甘さ。一方のアイスクリームはとても濃厚な甘さ。香りも濃厚で、シャーベットとは対処的な味わいで、どちらも美味しいですね。

そして栗のケーキ。香りの良い渋川栗のクリームの上には濃厚なチョコレートソースがコーティングしてます。栗のケーキというよりはチョコレートケーキに近いなぁ、ナンて思っていたら、栗のクリームの中には細かな栗の粒が散りばめられていて、コリコリとした食感と栗の良い香りで、ヤッパリ栗のケーキだと感じる瞬間。そしてそこには硬めのチョコレートの層があって、パリパリとした食感が最後に感じられる何層にも楽しめる作りで、とても美味しいです。